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日本におけるセレブ論

日本におけるセレブ論

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昔はお金持ち女性といってましたが、このセレブリティーという言葉が日本に入ってくるようになったのは、比較的遅く、1990年の後半ではないかといわれています。きっかけは女性誌などで、本物のセレブリティーであるハリウッド女優達やスーパーモデルといわれている人たちが行きつけにしているお店のことを「セレブ御用達」と呼んだことが起源ではないかといわれています。

 

その後、このセレブと言う言葉の持つ響きがよかったのかどうかは知りませんが、セレブという言葉が特に女性誌の間で、多用されることになります。すなわち、セレブという言葉が一種の流行語に変貌を遂げてしまったのです。

メディアの人たちがこぞってセレブという言葉を使うものですから、徐々にセレブの本来持つ意味との間にずれが生じることになりました。では、今日本ではセレブという言葉をどのようなときに使っているのでしょうか。

基本的な日本におけるセレブの定義としてはまず最初に、裕福で、世間にある程度その名が通っているということが条件として挙げられます。ここまでは海外におけるセレブリティーの条件とほぼ同じです。ところが、日本には新たにもう一つの条件がついてきます。それは「おしゃれ」です。

その人の日常生活における立ち居振舞いの仕方がおしゃれであるかどうかということが、セレブかそうでないかの重要な基準となっています。しかも、おしゃれという定義がどうやら、さらに狭く設定されているようなのです。つまり、どこにでも売っているありふれたものをカジュアルに着こなしていることではセレブの条件からは外れてしまうようです。

確かに、どこにでも売られているものをうまく着こなしていれば、本来は逆におしゃれとしてと評価は高くなるはずです。しかし、そうではなくて、ブランド品と呼ばれているような高級な、ゴージャスなものを着こなしている人がセレブの必須条件になるようです。

これらのことからも分かるように、お金を持っていて、有名なだけではなくて、いかにもその持っているお金を惜しむことなく、派手に使っているというところが見えてこないと、セレブという風にはみなされないということになります。日本では代表的なセレブというのが、叶姉妹ということになるのではないかと思います。彼女達も、何でメディアへの露出が高いのかは今ひとつ謎ではありますが、いかにも裕福そうで、なおかつそのお金を惜しげもなく使っていることがブラウン管を通じても感じ取ることができます。

上に挙げたセレブの条件を見事なまでに満たしていることはいうまでもありません。また、日本でもセレブとしてもてはやされている、件のパリス・ヒルトンなども、この日本のセレブの条件を同様に満たしていることが分かります。

ですから、言葉は悪いかもしれませんが、昔で言うところの「成金」と呼ばれていた人たちがこのセレブに当てはまることになるのかもしれません。

ここまでは基本的なセレブの定義についてみてきました。そして、このセレブという言葉が流行語になるほどの一つの社会現象にまでなっています。流行の動きに誰よりも敏感なマスメディアがこの言葉を放っておくようなことはしません。さまざまな手を使ってこのセレブというものをテーマとした特集をはじめることになります。